チェ 別れの手紙
キューバ革命をよく知らないため、前作はよくわからないまま、終わってしまった。ただ、最後は勝利の笑顔、笑顔のハッピーエンディングだったことが印象に残っているけれど。
後半の別れの手紙は、ドキュメンタリー風。
はじまってから、これは、負け戦だ、ってすぐわかってしまった。あまりにも、運がなかった。
ふと、宦官びいきのことばがうかび、源義経を思い起こした。
一番こころに残っているフレーズ。
キューバでも宗教はあるのか?と問われたとき、ゲバラは人々は神を信じている、
私は人間を信じている、と言った。
信念のままに生きて死んでいったゲバラを私は賞賛する。
でも、ゲリラ戦で革命を起こすのはとても無謀だったような気がする。
ボリビア人は戦そのものがいやだったのか、お上には逆らえなかったのか、
柳の下にどじょうは二匹いない、
ということわざをふっと思い出した。
でもあまりにも、キューバ革命のことや、ゲバラのことをよく知らない。
ゲバラという名前は聞いたことがあった。
Tシャツにもなっているし、
以前、モーターサイクルダイアリーの主人公がゲバラだったはずだし・・・。
もっと深く知りたくなった。
- 作者: 三好徹
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